昨年の暮れに家族が言ったひとことから、「私にとっての手作りって」ということを考えていて、やっと答えがでたように思います。
手作りのもの。
どこかで大量生産されているセーターも誰かが作っているわけですし、
遠い国のお婆さんの手編みセーターも、
手編みセーターを販売しているお店のセーターも、
私の祖母が編んでくれたセーターも、
って考えると、当たり前ですが手作りと思う範囲って人によって違いますよね。
私の思う手作りのもの。とは、
受け取ってくださる大切な方を思って作ったもの。(私が作る場合)
私を大切に思ってくださる方が作ったもの。(いただく場合)
の2つだけなんだなぁ。って気がついたのです。
そして私は、何かを作る行為自体は決して好きではなく、大切な人を思いながら作る行為や時間が好きなのです。常日頃から「出来上がったものにあまり興味がない。」と言っていますが、やっとその気持ちが理解できました。
だから手作りに甘味を求めたくないのです。
エコクラフトをやりますが、そのきっかけは義父に小物整理箱を作りたくて、手芸屋や本屋を探してエコクラフトに出会ったのです。それで何作が練習し、父の日にプレゼントしました。その何で実現するか探しているとき、練習をしているとき、実際の箱を作っているとき、義父を思っていて、その時間が好きなんだなぁ。とつくづく。
これで実現!って決めて練習している間の私は、気安く話しかけようものなら殴りかかってきそうなくらい没頭していて、その間に玄関でチャイムがなろうが電話がなろうが、記憶にないのです。あぁ、なってたかも・・・くらいなかんじで・・・
初めてその姿をみた家族はびっくりしたそうな。
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